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台湾語学留学の費用はいくら?1ヶ月〜1年の総額と内訳

公開日 運営 あいえぬ中国語

この記事でわかること

  • 期間別(1ヶ月〜1年)の費用総額の目安
  • 主要な大学付属語学センターの公式学費の比較
  • ビザ・保険・奨学金など見落としやすい費用

台湾の語学留学(華語 huáyǔ の研修)は、台北の大学付属語学センターに3ヶ月通う場合、総額でおよそ45万〜75万円が目安です。1年ならおよそ160万〜270万円です。幅が大きいのは、主に家賃と生活スタイルの差によるものです。

学費そのものは、大学付属の語学センターなら3ヶ月(1学期)で約13万〜22万円が中心です。ただし台湾大学のICLPのように、少人数・集中型で1学期80万円前後かかるプログラムもあります。

この記事では、各センターの公式サイトで確認できた学費と、ビザ・保険・住居などの費用を合わせて、期間別の総額を整理します。為替は 1台湾ドル(元)=約4.8円(2026年11月4日時点のレートを丸めた値)で換算しています。

台湾語学留学の費用総額(期間別の目安)

まず結論として、期間別の総額の目安を示します。学費は国立台湾師範大学 国語教学中心(MTC)の普通班Aを基準にしています。

期間学費家賃生活費航空券保険総額の目安
1ヶ月約23.5万円約2.9万〜8.6万円約3.5万〜6.1万円約3万〜5万円約1.8万〜2.3万円約35万〜46万円
3ヶ月約16.7万円約8.6万〜25.9万円約10.4万〜18.3万円約3万〜5万円約5.4万〜6.9万円約45万〜74万円
6ヶ月約33万円約17.3万〜51.8万円約20.7万〜36.6万円約3万〜5万円約10.8万〜13.8万円約86万〜141万円
1年約65.5万円約34.6万〜103.7万円約41.5万〜73.2万円約3万〜5万円約13.2万〜16.2万円約160万〜266万円

※総額にはビザ申請料(停留ビザ7,700円)も含めています。1年は居留証の費用も含みます。

表の前提は次のとおりです。

  • 学費:MTCの公式学費表をもとに、報名費・註冊費・保険・教材費を加えた額です。1ヶ月は「単月個人班(週10時間)」の料金です。少人数クラスの短期コースは公式に案内がないため、個人レッスンで計算しています。
  • 家賃:国立中山大学の留学生向け案内にある学外住居の目安「月6,000〜18,000元」を使っています(国立中山大学)。
  • 生活費:アルクの留学情報サイトが示す「月7,200〜12,700元」(食費・交通費など)を使っています(アルク 台湾留学の費用)。
  • 航空券・保険:同じくアルクの目安(航空券は往復3万〜5万円、海外保険は月1.8万〜2.3万円)です。1年は、前半6ヶ月を海外留学保険、後半6ヶ月を台湾の全民健康保険で計算しています。

学費(公式)は確定値に近いですが、家賃・生活費・保険は人によって大きく変わります。あくまで計画を立てるための目安として使ってください。

ポイント

総額の差を生むのは、学費よりも家賃と生活費です。同じ3ヶ月でも、シェアハウスで自炊中心なら下限寄り、台北中心部のワンルームで外食中心なら上限寄りになります。

主要な大学付属語学センターの学費比較

台湾で中国語を学ぶ留学生の多くは、大学に付属する「華語文センター」に通います。公式サイトで学費を確認できた4校をまとめます(2026年11月時点。最新は公式サイトで確認)。

学校(都市)1学期の期間・授業時間1学期の学費円換算申込・登録費
国立台湾師範大学 MTC(台北)約3ヶ月・週15時間普通班A 30,100元/密集班A 40,600元/普通班B 26,800元約12.9万〜19.5万円報名費1,000元、註冊費1,500元
国立台湾大学 語文中心 CLD(台北)約12週・週15時間45,000元(冬学期38,500元)約18.5万〜21.6万円申込料2,500元
国立台湾大学 ICLP(台北)10〜11週・1日4コマ(うち1コマ個人)169,950元(秋・冬)/154,500元(春)約74万〜82万円申込料3,000元
国立成功大学 華語中心(台南)10週・週15時間(2026冬学期)少人数クラス 30,100元約14.4万円入学手続費1,000元

出典:MTC 学費表/MTC 学季班/台大CLD 日程と学費/台大ICLP 年間プログラム/成大華語中心 学季班

各校の特徴を簡単に補足します。

国立台湾師範大学 MTC

台湾で最も規模の大きい語学センターの一つです。クラスの人数(A班6〜10人、B班13〜18人)と授業形式(普通班・密集班)で学費が変わります。報名費と註冊費のほかに、強制加入の傷害保険(3ヶ月学季班で276元)と教材費(1期あたり約2,000元)がかかります。1ヶ月単位で申し込める「単月個人班」は個人レッスンで、週10時間なら48,000元です。

国立台湾大学 語文中心(CLD)

台湾大学の語文中心の中国語部門です。1日3コマ・週15時間の授業で、冬学期だけ学費が安く設定されています。公式サイトには、台大の学生寮は学位生と交換留学生向けで、CLDの学生は学外で住居を探す必要があると書かれています。

国立台湾大学 ICLP

上級者や研究者向けの集中プログラムで、1クラス4人と個人授業を組み合わせた形式です。学費は他校の5倍前後と高額ですが、そのぶん授業の密度は高めです。初めての語学留学で予算を抑えたいなら、まずはMTCやCLDのような一般的なセンターから検討するのが現実的です。

国立成功大学 華語中心(台南)

台南にあるセンターで、少人数クラスの学費は台北のMTC普通班Aと同じ水準です。台南は台北より家賃が安い傾向があるため、総額では差が出やすくなります。

なお、国立政治大学や中国文化大学なども華語センターを運営していますが、今回は公式サイト上で学費を確認できなかったため表には載せていません。

学費以外にかかる費用の内訳

住居費(寮・シェアハウス・賃貸)

語学センターの学生は、大学の寮に入れないケースが少なくありません。台大CLDのように「寮は学位生・交換留学生のみ」と明記している学校もあります。そのため、多くの人は次のどれかを選びます。

  • シェアハウス:家具付きで短期契約しやすい。費用を抑えたい人向け。
  • 学外の賃貸(ワンルームなど):1人で暮らせるが、台北中心部は高め。
  • 短期滞在施設:到着直後の数週間だけ使い、現地で物件を探す方法もあります。MTCの公式サイトでも、周辺の短期滞在施設が紹介されています(MTC 住宿)。

家賃の目安は、前述のとおり学外住居で月6,000〜18,000元(約2.9万〜8.6万円)です。

生活費(食費・交通費・通信費)

台湾は外食が安く、自炊しなくても食費を抑えやすい環境です。アルクは生活費を月7,200〜12,700元(約3.5万〜6.1万円)としています。国立中山大学の案内では、食費を年54,000〜165,000元としています(月あたり約4,500〜13,750元)。

航空券

日本〜台湾は飛行時間が短く、LCCも多く飛んでいます。往復3万〜5万円が目安ですが、繁忙期(年末年始・夏休み・旧正月)は高くなります。

ビザ・居留証の費用

ビザ関連の費用は、滞在期間によって変わります。詳しくは次の章で説明します。

ビザの種類と費用(停留ビザと居留ビザ)

台湾の語学留学で関係するビザは、主に次の2つです。

  • 停留ビザ(停留簽證):短期滞在用。語学研修目的の場合、まずこれで入境するのが一般的です。
  • 居留ビザ(居留簽證)・居留証:長期滞在用。語学研修では、停留ビザで入境した後に条件を満たして居留に切り替えます。

渡航前に「語学研修」のビザを取る

日本国籍なら観光などで90日以内はビザなしで入境できます(外交部領事事務局 免簽證)。ただし台北駐日経済文化代表処は、語学研修が目的の人は必ず渡航前に目的に合ったビザを取得するよう案内しています。ビザなしで入境した場合、台湾国内で語学研修用のビザに切り替えることはできません(台北駐日経済文化代表処 停留査証)。

語学学習の停留ビザ申請に必要な主な書類は次のとおりです(台北駐日経済文化代表処 語学学習)。

  • パスポート(残存6ヶ月以上)
  • 学校の入学許可書
  • 50万円以上の残高証明書(発行から3ヶ月以内)
  • 学習計画書(中国語学習の動機と計画)
  • 住民票、写真2枚、オンラインで作成した申請書

申請料は、停留ビザのシングルで7,700円、居留ビザのシングルで10,100円です。現金のみの支払いです(台北駐日経済文化代表処 領事手数料、2024年6月1日改定の料金表)。

長期なら4ヶ月後に居留へ切り替える

2024年1月1日から、語学研修の停留ビザで入境し、同じ学校で連続4ヶ月以上学び、さらに3ヶ月以上の登録を続ける人は、移民署に直接居留を申請できるようになりました。条件として、教育部が認可した大学付属の華語文センターで、週15時間以上授業を受けている必要があります。欠席(休みを含む)が授業時間の4分の1を超えると対象外です(外交部領事事務局)。

居留証の費用は1年ごとに1,000元です。停留ビザやビザなしで入境して申請する場合は、2,200元が加算されます(移民署)。合計3,200元(約1.5万円)です。

注意

ビザの条件や手数料は改定されることがあります。申請前に、住所地を管轄する代表処・弁事処の最新ページと、通う予定の語学センターに確認してください(2026年11月時点。最新は公式サイトで確認)。

留学保険は必要?補償内容と台湾の健康保険

留学保険(海外旅行保険)が必要な理由

台湾の全民健康保険(健保)は、居留証を持って6ヶ月以上滞在してから加入する仕組みです。つまり、語学留学の最初の6ヶ月は健保がありません。台大CLDの公式サイトでも、健保がない外国人は医療費を全額自己負担になるため、日本から海外保険に入ってくるよう勧めています(台大CLD 住居と保険)。

留学保険(海外旅行保険の長期プラン)で一般的にカバーされるのは、次のような項目です。

  • 治療・救援費用:病気やけがの治療費、家族の駆けつけ費用など
  • 賠償責任:他人にけがをさせたり、物を壊したりしたときの補償
  • 携行品損害:スマートフォンやカメラなどの盗難・破損
  • 疾病・傷害死亡など

補償額や対象はプランごとに違います。特に治療費用の上限と、持病・歯科が対象になるかは事前に確認しておきましょう。なお、MTCのように学校側で傷害保険への加入が必須の場合もありますが、補償範囲は限定的です。

6ヶ月以降は全民健康保険に加入

居留証を持って6ヶ月滞在すると、健保への加入が必要になります。保険料は月826元(約4,000円)で、成功大学では半年分4,956元を学費と一緒に払う形です(成功大学 国際事務処)。

健保は台湾の医療機関での治療費をカバーしますが、賠償責任や持ち物の盗難には対応しません。1年留学でも、必要な補償に応じて民間保険を続けるか検討してください。

モデル予算:3ヶ月と1年(台北・MTCの場合)

台北のMTC普通班Aに通う場合のモデル予算です。家賃と生活費は「抑えた場合」と「余裕を持った場合」の2パターンで計算しています(1元=約4.8円)。

3ヶ月(1学期)のモデル予算

項目抑えた場合余裕を持った場合備考
学費・諸費用約16.7万円約16.7万円学費30,100元+報名費・註冊費・傷害保険・教材費
家賃約8.6万円約25.9万円月6,000〜18,000元×3ヶ月
生活費約10.4万円約18.3万円月7,200〜12,700元×3ヶ月
航空券(往復)約3万円約5万円時期で変動
留学保険約5.4万円約6.9万円月1.8万〜2.3万円
ビザ申請料約0.8万円約0.8万円停留ビザ(シングル)7,700円
合計約45万円約74万円

1年(4学期)のモデル予算

項目抑えた場合余裕を持った場合備考
学費・諸費用約65.5万円約65.5万円学費30,100元×4学期+諸費用
家賃約34.6万円約103.7万円月6,000〜18,000元×12ヶ月
生活費約41.5万円約73.2万円月7,200〜12,700元×12ヶ月
航空券(往復)約3万円約5万円一時帰国の費用は含まない
留学保険(前半6ヶ月)約10.8万円約13.8万円月1.8万〜2.3万円
全民健康保険(後半6ヶ月)約2.4万円約2.4万円月826元×6ヶ月
ビザ・居留証約2.3万円約2.3万円停留ビザ7,700円+居留証3,200元
合計約160万円約266万円

※註冊費・傷害保険・教材費は毎学期かかる前提で計算しています。註冊費の扱いは学校に確認してください。

渡航前の準備(パスポート、証明書類、残高証明)や、現地での携帯電話・家具・教科書の追加購入なども別途かかります。上の金額に1〜2割の予備費を見ておくと安心です。

1年でどこまで話せるようになるか、学習計画の立て方は「中国語を1年で身につける方法」で解説しています。

費用を安くする方法

奨学金を活用する(華語文奨学金・台湾奨学金)

台湾の教育部(日本の文部科学省にあたる)は、日本人向けに2つの奨学金を用意しています。募集は台北駐日経済文化代表処が行います(2026年度募集要項)。

奨学金対象支給額2026年度の採用予定
教育省華語文奨学金大学付属華語文センターでの研修(3ヶ月以上1年以内)月額28,000元(学費は自費)25名
教育省台湾奨学金台湾の大学・大学院への正規留学学費・雑費 1学期40,000元以内+生活費 月15,000〜20,000元21名

華語文奨学金は月28,000元(約13.4万円)が支給されるため、採用されれば生活費の大部分をまかなえます。2026年度の募集期間は2026年2月2日〜3月27日で、9月(秋学期)からの研修が対象でした。申請時点で18歳以上であることや、以前に台湾で居留したことがないことなどの条件があります。毎年の募集時期を確認しておきましょう。

都市を選ぶ

学費は台北でも地方でも大きくは変わりません。差が出るのは家賃です。台南の成功大学のように、台北以外の都市にも大学付属の語学センターがあります。留学先の都市選びは「中国語留学はどこがいい?留学先の選び方」も参考にしてください。

クラス形式と学期を選ぶ

  • MTCでは、B班(13〜18人)を選ぶと学費が下がります(普通班B 26,800元)。
  • 台大CLDは、冬学期が他の学期より6,500元安く設定されています。
  • 1ヶ月だけの短期より、3ヶ月の学期で通うほうが、1ヶ月あたりの学費は大幅に安くなります。

渡航前に基礎を固めておく

現地の授業は中国語で進むため、ゼロから行くと最初の学期を発音と基礎に使うことになります。出発前に発音と基本文法を固めておけば、同じ費用でも学べる内容が増えます。台湾では繁體字 fántǐzì(繁体字)が使われるので、簡体字との違いも把握しておくとスムーズです。学習全体の進め方は中国語学習の進め方にまとめています。

留学準備のチェックリスト

  • 学校の申込締切を確認する(MTCの2027年春学期は2027年1月15日締切)
  • 50万円以上の残高証明を用意する
  • 停留ビザ(語学学習)を渡航前に取得する
  • 最初の6ヶ月分の留学保険に加入する
  • 長期なら、4ヶ月後の居留切り替えの条件(同一校・週15時間・出席率)を守る

よくある質問

Q台湾の語学留学は3ヶ月でいくらかかりますか?
A

台北の大学付属語学センター(師大MTCの普通班A)に通う場合、学費・家賃・生活費・航空券・保険・ビザを合わせて約45万〜74万円が目安です。家賃と生活スタイルで大きく変わります。

Q台湾の語学留学を1年するといくらですか?
A

同じ条件で約160万〜266万円が目安です。学費は約65.5万円で、残りは家賃・生活費・保険などです。6ヶ月以降は全民健康保険(月826元)に加入します。

Qビザなしで語学留学できますか?
A

日本国籍は90日以内ならビザなしで入境できますが、台北駐日経済文化代表処は語学研修目的なら渡航前に目的に合ったビザを取るよう案内しています。ビザなしで入境すると、台湾国内で語学研修用のビザに切り替えることはできません。

Q台湾の語学留学で一番安く済ませる方法は?
A

教育省華語文奨学金(月額28,000元)に応募する、台北以外の都市を選ぶ、シェアハウスに住む、人数の多いクラスを選ぶ、などの方法があります。学費より家賃の差が大きいため、住居の選び方が最も効きます。

Q留学保険には入るべきですか?
A

入ることをおすすめします。台湾の全民健康保険には居留証を持って6ヶ月滞在するまで加入できないため、それまでの医療費は全額自己負担になります。

まとめ

まとめ

  • 台湾の語学留学の総額は、3ヶ月で約45万〜74万円、1年で約160万〜266万円が目安(1元=約4.8円)。
  • 大学付属センターの学費は1学期約13万〜22万円が中心。台大ICLPは約74万〜82万円と高額。
  • 語学研修は渡航前に停留ビザ(7,700円)を取得。長期なら4ヶ月後に居留へ切り替え(居留証3,200元)。
  • 最初の6ヶ月は健保がないため、留学保険が必要。
  • 費用を抑えるなら、奨学金・都市選び・住居選びの3つが効果的。

学費やビザの条件は毎年見直されます。出発前に、各センターと台北駐日経済文化代表処の公式サイトで最新情報を確認してください(2026年11月時点。最新は公式サイトで確認)。

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